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10年越しの構想が動き始めた! 群馬の伝統工芸に新たな可能性を。「群馬クラフト」プロジェクトへの第一歩
人と人が会えば、何かが始まる。

メディアトーキングとして活動していると、いろいろな相談が舞い込んでくる。
今回の始まりは、株式会社シースリー・ブレーンの吉田亮社長から届いた一通のメッセージだった。
「群馬の伝統工芸や地場産業に携わっている事業者さん、職人さんがいらっしゃいましたら、ご紹介いただけないでしょうか?」
吉田社長が考えているのは、群馬の工芸やものづくりをリデザインし、新たなブランドとして広く世の中に発信していく「群馬クラフト」というプロジェクト。
実は、10年ほど前から温めてきた構想だという。
地域に受け継がれてきた技術や作り手の想いを大切にしながら、デザインや伝え方によって、その魅力を現代の暮らしにつなげていきたい。
これまでクリエイターとして培ってきた経験や技術を、地元・群馬の産業のために活かしたい。
そんな想いが込められた相談だった。
しかも、吉田社長にとっては、自身のクリエイター人生の集大成にしたいというほどのプロジェクト。
これは面白そうだ!
そして、この相談を受けて、真っ先に頭に浮かんだ人がいた。
吉澤指物店の吉澤良一さんだった。

真っ先に思い浮かんだ職人

吉澤さんを思い浮かべたのには理由がある。
伝統的な技術を大切にしながらも、その枠にとらわれない柔軟な発想を持っている方だからだ。
昔からあるものを、そのまま守り続けるだけではない。
今の暮らしに合うものは何か。これまでにない使い方はできないか。異なる素材や技術を組み合わせたらどうなるのか。
そんなことを考えながら、ものづくりに取り組んでいる。
今回、吉田社長が考えている「群馬クラフト」というプロジェクトには、まさにぴったりの方ではないかと思った。
そこで吉澤さんに連絡を取ってみた。
すると、吉澤さんからも、今回のプロジェクトは自分にとって相性がいいという趣旨の返事をいただいた。
これは面白いことになりそうだ。
そんな予感がした。
しかも、吉田社長に吉澤さんを紹介すると、実は吉田社長自身も「吉澤指物店」に目をつけていたという。
なんとも面白い偶然である。
こちらが真っ先に思い浮かべた職人と、吉田社長が以前から注目していた職人が同じだったのだ。
これはぜひ、実際に会って話をしてもらいたい。
ただし、最初から何か具体的な仕事を決めようという話ではない。
まずは、お互いがどんな想いを持っているのかを知ること。
そして、それぞれの考えや経験を持ち寄って、何ができるのかを探ってみること。
そこから始めようということになった。

伝統を守るだけでは、伝統は残らない

吉澤さんは、祖父の代から続く木工の家業を受け継ぐ職人。
京都や大阪で舞台美術の仕事に携わった後、家業に戻り、神社仏閣の仕事や注文家具などを手掛けてきた。
しかし、従来の仕事の進め方や業界の状況に危機感を抱き、十数年前に大きく方向転換した。
自分自身の世界観を作品として表現する道を選んだのだ。
工房で見せてもらった作品は、どれも興味深いものばかり。
例えば、伝統的な藤原盆を現代の暮らしに合わせて再構築した「シン・フジワラ盆」。
単に昔のものを復刻するのではなく、今の料理人や使い手が魅力を感じ、実際に使いたくなるものへと進化させている。
漆を使った作品も面白い。
砂などの素材を漆で接着する技術を活かしたカップは、累計2,000個以上を販売しているという。
また、悟りを開く前の達磨大師を表現した作品など、伝統的な題材に独自の解釈を加えたものもある。
吉澤さんの話を聞いていて印象的だったのは、伝統の物語を語るだけではなく、「現代の暮らしの中に、どう入り込んでいくか」を大切にしていることだった。
どんなに素晴らしい技術でも、使う人がいなければ続いていかない。
伝統を残すためには、時代に合わせて変わっていくことも必要なのだろう。
そして、こうした柔軟な考え方こそ、今回のプロジェクトに吉澤さんが合うと思った理由でもある。

学生時代からの縁。そして、山形から群馬へ

今回の顔合わせには、山形県新庄市の吉野敏充デザイン事務所の吉野社長も参加した。

実は、吉田社長と吉野さんは学生時代の同期。

しかも、名字が「吉田」と「吉野」。

名前が近いことから席も近く、学生時代に一番最初に話をした相手が、お互いだったという。

そんな二人には、いつか一緒に仕事をしたいという想いがあった。

そして今回、その想いが新しい形で動き始めようとしている。

吉野さんは、山形県で伝統工芸や地場産業のリデザインに携わってきた経験を持つ。

山形県の事業を通じて、地域の作家や工房を訪ね、山形鋳物や木彫りの鷹ポッポ、藁細工など、さまざまな伝統工芸に触れてきた。

単に昔からあるものを紹介するのではない。

例えば藁細工では、現代の暮らしにも取り入れやすいオリジナルのしめ飾りを制作。

伝統的な技術や素材を活かしながら、新しいデザインや価値を加えていく。

さらに興味深いのは、デザインだけで終わっていないことだ。

県の事業終了後には、自ら工芸品を仕入れ、卸売や販売を行う「山から福が降りてくる」という事業を展開。

約5年間にわたり、工芸品を実際の市場へ届ける活動を続けてきたという。

最初から順調だったわけではない。

価格設定に苦労し、赤字になった時期もあったそうだ。

それでも事業を続け、東京での展示会や商談などを通じて販路を開拓してきた。

つまり、吉野さんは伝統工芸をどう魅力的に見せるかだけでなく、どう販売し、事業として継続させていくかという現実も経験している。

これは今回の「群馬クラフト」にとって、大きな意味を持つのではないだろうか。

吉田社長が温めてきた、群馬の工芸を新たなブランドとして発信する構想。

吉野さんが山形で積み重ねてきた、伝統工芸のリデザインと事業化の経験。

そして、吉澤さんが実践している、伝統技術を現代の暮らしに合わせて進化させるものづくり。

それぞれの経験や考え方が重なれば、何か面白いことができるのではないか。

もちろん、具体的な事業内容はこれから。

ただ、学生時代に出会い、いつか一緒に仕事をしたいと思っていた二人が、今度は群馬の伝統工芸の未来について語り合っている。

長い年月を経て、二人の経験が再び交わる。

こういう物語も、なかなか面白い。

デザインと職人技が出会うと、何が生まれるのか

今回の顔合わせには、山形県新庄市の吉野敏充デザイン事務所の吉野社長も参加した。

実は、吉田社長と吉野さんは学生時代の同期。

しかも、名字が「吉田」と「吉野」。

名前が近いことから席も近く、学生時代に一番最初に話をした相手が、お互いだったという。

そんな二人には、いつか一緒に仕事をしたいという想いがあった。

そして今回、その想いが新しい形で動き始めようとしている。

吉野さんは、山形県で伝統工芸や地場産業のリデザインに携わってきた経験を持つ。

山形県の事業を通じて、地域の作家や工房を訪ね、山形鋳物や木彫りの鷹ポッポ、藁細工など、さまざまな伝統工芸に触れてきた。

単に昔からあるものを紹介するのではない。

例えば藁細工では、現代の暮らしにも取り入れやすいオリジナルのしめ飾りを制作。

伝統的な技術や素材を活かしながら、新しいデザインや価値を加えていく。

さらに興味深いのは、デザインだけで終わっていないことだ。

県の事業終了後には、自ら工芸品を仕入れ、卸売や販売を行う「山から福が降りてくる」という事業を展開。

約5年間にわたり、工芸品を実際の市場へ届ける活動を続けてきたという。

最初から順調だったわけではない。

価格設定に苦労し、赤字になった時期もあったそうだ。

それでも事業を続け、東京での展示会や商談などを通じて販路を開拓してきた。

つまり、吉野さんは伝統工芸をどう魅力的に見せるかだけでなく、どう販売し、事業として継続させていくかという現実も経験している。

これは今回の「群馬クラフト」にとって、大きな意味を持つのではないだろうか。

吉田社長が温めてきた、群馬の工芸を新たなブランドとして発信する構想。

吉野さんが山形で積み重ねてきた、伝統工芸のリデザインと事業化の経験。

そして、吉澤さんが実践している、伝統技術を現代の暮らしに合わせて進化させるものづくり。

それぞれの経験や考え方が重なれば、何か面白いことができるのではないか。

もちろん、具体的な事業内容はこれから。

ただ、学生時代に出会い、いつか一緒に仕事をしたいと思っていた二人が、今度は群馬の伝統工芸の未来について語り合っている。

長い年月を経て、二人の経験が再び交わる。

こういう物語も、なかなか面白い。

群馬には、まだまだ面白い素材が眠っている

話は工芸品だけにとどまらなかった。

群馬の歴史、古墳、埴輪、地域に残る伝承、そして身近にある自然素材の活用まで。

私自身も、館林で処分に困っているヨシ(葦)を、漆の技術と組み合わせて活用できないかと提案してみた。

吉澤さんからは、漆を使えばさまざまな素材を接着できるという話も出てきた。

もちろん、その場で何かの商品が生まれたわけではない。

でも、こうした何気ない会話から、新しいものづくりが始まることもある。

群馬には、まだまだ知られていない技術や素材、そして面白い人たちがいる。

それらをどう結びつけ、どのような形で世の中に届けていくのか。

「群馬クラフト」という構想には、そんな可能性があるように感じた。

まずは、会って話すことから

今回、私がやったことは至ってシンプル。
吉田社長から相談を受け、吉澤さんを紹介した。
そして、実際に会って話す機会をつくった。
ただ、それだけ。
でも、今回のように、お互いの考えていることがうまく重なり合うと、話はどんどん広がっていく。
吉田社長が以前から注目していた吉澤さん。
吉澤さん自身も相性がいいと感じていたプロジェクト。
そして、学生時代からの縁を持つ吉田社長と吉野社長。
こうして考えてみると、今回の出会いは、それぞれが持っていた想いや経験を持ち寄る機会になったのだと思う。
もちろん、これからどうなるかは分からない。
具体的な事業が決まったわけでもない。
それでも、参加者同士で今後も連絡を取り合うことになり、作品を購入するなど、具体的な行動も生まれた。
小さなことかもしれないけれど、構想が現実に向かって動き始めた一歩だと思う。
メディアトーキングは、ものづくりの専門家でも、デザイン会社でもない。
でも、人と人をつなぐことはできる。
そして、そこで生まれた話を聞き、可能性を見つけ、物語として伝えていくこともできる。
正直、今回の相談を受けて吉澤さんを思い浮かべた時点で、面白い話になるだろうなとは思っていた。
実際に会って話してみると、やはり面白かった。
ただ、面白い話をしただけで終わるのか。
それとも、ここから何かが生まれてくるのか。
それは、これからのお楽しみ。

この先、どんな物語が生まれるのか

「群馬クラフト」は、まだ構想が動き始めたばかりのプロジェクトだ。

今後、どのような職人や事業者が関わり、どんな商品やブランドが生まれるのか。

あるいは、話し合いを重ねる中で、当初とは違った方向に進んでいくのかもしれない。

それもまた面白い。

何より、地域に受け継がれてきた技術や、ものづくりに携わる人たちの想いが、新しい形で世の中に伝わっていくのであれば、それは素晴らしいことだと思う。

メディアトーキングとしても、今後の展開をぜひ追いかけていきたいプロジェクトだ。

今回の出会いが、どのような形で次の一歩につながるのか。

新しい動きがあれば、実際に現場へ足を運び、関わる人たちの話を聞き、その過程も含めて伝えていきたい。

成功した結果だけが物語ではない。

試行錯誤したことも、思うように進まなかったことも、新しい発見も、すべてが一つの物語になっていく。

そして、そんな過程を伝えることで、また別の誰かが興味を持ち、新しいつながりが生まれるかもしれない。

それこそが、メディアトーキングのやりたいことでもある。

人と人が会い、話す。そこから始まる物語がある。

10年越しの「群馬クラフト」構想。

さて、ここからどんな展開が待っているのか。

これからが楽しみだ!

今回の出会いに関わった皆さん
吉澤指物店 吉澤良一さん
https://sashiyoshi.com
株式会社シースリー・ブレーン 吉田亮社長
https://c3brain.co.jp
吉野敏充デザイン事務所 吉野敏充社長
https://toshimitsuyoshino.studio.site
メディアトーキング 山元将永
https://mediatalking.jp

メディアトーキング
人と人、企業と企業を「会う」「話す」で繋ぎ物語にする。