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日本一を目指す前に、地域の力になりたい――上州ライディーンが描く新しいスポーツチームのかたち!

プロスポーツチームと聞くと、多くの人は勝敗やスター選手を思い浮かべるかもしれない。しかし群馬県太田市を拠点に活動する3x3女子プロバスケットボールチーム「上州ライディーン」が目指しているのは、それだけではない。
「スポーツの力で地域へ貢献し、その価値を社会全体へ届ける」
その理念を掲げ、2024年に誕生したチームは今、競技の枠を超えた挑戦を続けている。

ゼロから始まった挑戦

上州ライディーンは2024年1月に設立された。
運営母体は松原貴弘代表が25年間経営してきた企業の一事業としてスタートしたが、その根底にあるのは利益追求ではなく地域貢献への思いだ。現在は群馬県の東毛地区を拠点とする体制づくりを進めながら活動を展開している。事務所もまだ整備途中。十分な運営資金があるわけでもない。それでも前へ進む理由がある。スポーツを通じて地域を元気にしたいという強い想いだ。

2026シーズン、7人の選手とともに挑む

2026シーズンは7名の選手と契約。キャプテンには上武大学出身の棚原和選手が就任した。さらに日本女子体育大学、慶應義塾大学、順天堂大学、関東学園大学などで活躍した選手たちが集結。競技レベルの向上だけでなく、それぞれが地域活動にも積極的に関わる存在として期待されている。
選手の中には企業や自治体で働きながら競技を続けるセミプロ選手もおり、「仕事とスポーツの両立」という新しいアスリートの姿も体現している。

スポーツを地域課題解決の入口に

上州ライディーンの特徴は競技以外の活動にある。これまでにも車いすスポーツ団体との交流や体験イベントへ参加。障がいの有無に関係なくスポーツを楽しめる環境づくりにも取り組んでいる。また今後は、
・小学校でのバスケットボール教室
・地域イベントへの参加
・子ども向けスポーツ体験会
・保護犬、保護猫活動との連携
・地域企業との協働プロジェクト
なども視野に入れている。
「地域の困りごとにスポーツチームとして何ができるのか」
その問いを常に持ちながら活動しているのが上州ライディーンだ。

プロスポーツチームを支える仲間たち

チームにはスポーツ界だけでなく、医療・法務・映像制作など各分野の専門家が参画している。日本スポーツ協会公認スポーツドクターや弁護士、フォトグラファー、ビデオグラファーなどがサポート体制を構築。さらにアンバサダーとしてタレントのリトル清原氏も参加している。まだ発展途上のチームではあるが、その周囲には「地域を盛り上げたい」という想いを共有する人たちが少しずつ集まり始めている。

目指すのは日本一、そして地域の誇り

2026シーズンは全国リーグ「3XS(トライクロス)」と「RBL WOMEN」に参戦。群馬県内外で年間を通じて試合を重ねる。2026シーズンはまだ結果だけを見れば厳しい戦いが続いている。しかし設立から間もないチームにとって、本当の勝負は今からだ。地域の人たちに存在を知ってもらうこと。応援してくれる仲間を増やすこと。そしてスポーツの価値を地域に還元すること。それらを積み重ねた先に、日本一という目標がある。

地域とともに成長するチームへ

スポーツチームは応援されて強くなる。だが上州ライディーンは、応援されるだけの存在では終わりたくないという。地域のイベントへ足を運び、子どもたちと触れ合い、福祉や教育の現場とも関わる。そうした活動を通じて、地域に必要とされる存在を目指している。
「勝つためのチーム」ではなく、「地域とともに成長するチーム」。
それが上州ライディーンの挑戦だ。日本一への道のりはまだ始まったばかり。しかしその歩みは、すでに地域の未来へ向かっている。