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地域の“困りごと”から始まる共創会議

館林エリアの企業が集まり、メディアトーキング主催によるマッチング会議を実施した。参加企業は、ぱくぱく農園、加山農園、篠原ドライブイン、株式会社イエロー、銀豆珈琲、Green Spot Philon。ファシリテーターはメディアトーキング山元将永が務めた。
今回のテーマは「心配事・困ったこと・将来やりたいこと」。単なる名刺交換ではなく、各社が率直に課題を共有する場となった。

珈琲から生まれる堆肥の可能性

銀豆珈琲から出る珈琲かす。それを活用した堆肥づくりは、すでに農家と連携が始まっている。今回はさらに一歩進み、ツツジ苗の育成への活用可能性が議題に上がった。
篠原ドライブインでは、店舗の象徴でもあるツツジの苗の安定確保が難しくなっているという。主要5品種を各1,000本規模で確保したいが、市場流通が減少傾向にある。
そこで出たのが「地域内で苗づくりができないか」という案だった。
苗は5〜6月に挿し木で増やす。直射日光を避けるための“よしず”や簡易施設の整備も必要になる。農家側としてどこまで協力できるのか。ここに循環型の可能性が見えてきた。

観葉植物×防災という新提案

株式会社イエローからは、防災視点の新アイデアが提示された。
Green Spot Philonの観葉植物の鉢部分に、防災グッズを収納する仕組みはできないか。さらにサブスクリプション化できないかという提案だ。
「日常に溶け込む防災」。
インテリアとしての価値と社会的意義を融合させる視点は、まさに異業種連携の醍醐味と言える。

銀豆珈琲での委託販売構想

株式会社イエロー、Green Spot Philon、篠原ドライブインの商品を銀豆珈琲で委託販売できないかという案も議論された。基本的には前向きだが、観葉植物については「店内で傷まないか」という現実的な懸念も出た。
アイデアは感覚で進めない。
実務上の課題を丁寧に検討するのがメディアトーキング流である。

役割は“結論”ではなく“可能性を広げること”

今回の会議では明確な契約締結が目的ではない。
それぞれの企業が抱える課題を言語化し、掛け合わせることで、新しい芽を見つけることが目的だ。
珈琲かすは堆肥へ。
堆肥は苗へ。
苗は店舗の景観へ。
景観は集客へ。
一本の線が、面へと広がる瞬間である。
メディアトーキングは、企業同士を“会わせる”だけでなく、物語と未来を紡ぐ場をつくり続けていく。