花・土・循環が生む、地域ブランド再構築プロジェクト
館林といえばツツジ。
しかし、その裏側にある“生産・土・循環”まで知る人は少ない。
いま館林では、ツツジを軸にした新しい地域連携が動き出している。
ツツジ生産の中核「篠原ドライブイン」
植物のある暮らしを提案する「Green Spot Philon」
循環型農業を実践する「ぱくぱく農園」
それらを物語と戦略で接続する「メディアトーキング」
これは単なるコラボではない。
館林型・循環ブランドモデルの構築だ。
ツツジ生産の革新 ― 篠原ドライブイン
館林市花山町で70年以上続く篠原ドライブイン。
代表・篠原良太氏(28歳)は、減少するツツジ生産者の中で挑戦を続けている。
通常5月〜6月に行われる挿し木を、
管理技術の向上により10月頃まで可能にする体制を確立。
自社での挿し木量には限界があるため、
信頼できる生産者からも仕入れを行い、
5種類・1200本単位で確保することもある。
「守る」から「増やす」へ。
若きホープは、館林のツツジ文化を未来へつなぐ存在だ。
土の力 ― ぱくぱく農園との循環
ツツジ栽培に不可欠なのが土づくり。
鹿沼土
排水性重視の配合
ピートモス
ここに、ぱくぱく農園の堆肥が加わる。
ぱくぱく農園は、地域資源を活かした循環型農業を実践している。
コーヒーカスや有機資材を活用し、微生物の働きを生かした堆肥づくりを行っている。
この堆肥をツツジ栽培に応用することで、
土壌微生物の活性化
根張りの向上
持続可能な栽培体制
が期待される。
ツツジと野菜。
観賞と食。
異なる分野が“土”でつながる。
これが館林型循環モデルの核だ。
廃棄しない発想 ― 竹鉢とドライフラワー
狂い咲きしたツツジの花をドライフラワーへ。
廃材となる竹を切り出して植木鉢へ。
竹鉢は軽量で通気性がよく、ツツジとの相性も抜群。
この竹は地域から譲り受けたものだ。
「もったいない」から生まれたアイデアが、
ブランド価値へ変わる。
廃棄ゼロへ向かう思想。
これもまた循環の一部だ。
Green Spot Philonが暮らしへ落とし込む
篠原ドライブインが生み出すツツジを、
Green Spot Philonが“生活空間”へ落とし込む。
竹鉢ツツジの室内提案
ツツジリース
ツツジドライの空間装飾
紅白ツツジアレンジ
公園の花から、インテリアの花へ。
紅白ツツジと祝い文化
赤と白のツツジを活用し、
卒業式
入学式
周年行事
市の式典
へ展開する構想も進む。
将来的には3月〜4月開花品種の研究も視野に。
館林=祝いのツツジ。
ブランドは文化になる。
メディアトーキングの役割
メディアトーキングは、これらを
単なる協力関係で終わらせない
戦略として設計する
物語として発信する
行政・企業と接続する
花・土・循環・若手継承。
点を線にし、線を面にする。
それが役割だ。
館林モデルの可能性
篠原ドライブインの生産革新。
ぱくぱく農園の堆肥循環。
Green Spot Philonの生活提案。
メディアトーキングの戦略設計。
これは、単なる花の販売ではない。
地域資源を循環させるブランド創造プロジェクトだ。
館林のツツジは、
いま“物語と土”を得て、新たに咲こうとしている。