「人はなぜ、同じ悩みを繰り返すのか?」
― 自己理解と癒しのワークショップで見えた“本当の課題” ―
■ なぜ今、“自分を知る場”が求められているのか
モノも情報も溢れる時代。
選択肢は増えたはずなのに、「自分が何を求めているのか分からない」という声はむしろ増えている。
今回開催されたワークショップは、そんな現代人の根本的な問いに向き合う場だった。
講師は潜在クリアリングコーチ・親子リスタートコーチの多々喜千種氏。
テーマはシンプルだ。
「自分を知り、過去の感情と向き合うこと」
だが、その中身は想像以上に深い。
■ “悩み”の正体は、今ではなく過去にある
セッションの中で繰り返し語られたのは、ある共通認識だった。
人は、同じ感情を何度も繰り返す
例えば、
なぜか人間関係で同じトラブルが起きる
嫌われたくないのに嫌われる
苦手な人がどこにでも現れる
これらは偶然ではなく、幼少期の記憶や感情が影響している可能性があるという視点だ。
特に印象的だったのは、
「6歳までの経験が、その後の人生に強く影響する」という考え方。
過去に感じた「悲しみ」「悔しさ」「否定された記憶」が、
形を変えて現実に現れ続ける――
この構造に、多くの参加者が静かに頷いていた。
■ “いい人でいること”が、自分を苦しめる
参加者の中にはこんな声もあった。
「嫌われたくなくて気を遣っているのに、なぜか嫌な扱いを受ける」
「自分には何もないと思ってしまう」
「怒りを出してはいけないと思っていた」
ここで提示されたのは、非常に本質的な問いだ。
「その“いい人でいようとする自分”は、本当の自分なのか?」
本当の感情を押し込めることで、
結果的に自分を苦しめる現実を引き寄せてしまう。
つまり、
問題は外ではなく、“内側の扱い方”にあるという視点だ。
■ 解決策は意外なほどシンプルだった
では、どうすればいいのか。
答えは驚くほどシンプルだ。
● 感情を書き出す
怒り、悲しみ、悔しさをそのまま紙に出す
● 幼少期の自分に寄り添う
「あの時つらかったよね」と声をかける
● 自分に問いかける
「本当はどうしたい?」
特別なスキルではない。
だが、これを“やっている人”は圧倒的に少ない。
■ 人生は“配役されたストーリー”という視点
もう一つ印象的だったのが、この考え方だ。
人生は一つの映画であり、出会う人は役を持って現れる
苦手な人も、嫌な出来事も、
自分の成長のために登場している可能性がある。
この視点に立つと、
「なぜ自分ばかり…」という感情が
「これは何を気づかせているのか?」へと変わる。
■ メディアトーキングが感じた本質
今回の取材を通して強く感じたのは、
このワークショップの価値は「答えを教えること」ではないという点だ。
むしろ逆だ。
“自分で気づくための問い”を与える場だった。
そしてこれは、メディアトーキングが提供している「社長物語」とも重なる。
過去を掘り下げ、感情を言語化し、
“なぜ今の自分があるのか”を紐解く。
人は、自分の物語を理解したとき、初めて前に進める。
■ 最後に
今回の場に集まったのは、経営者、個人事業主、主婦など様々。
だが共通していたのは、
「自分をもっと知りたい」という想いだった。
時代は確実に変わっている。
スキルやノウハウだけではなく、
“自分自身を理解しているかどうか”が問われる時代へ。
この流れは、今後さらに加速していくはずだ。

講師プロフィール
多々喜千種
子どもの出来事をきっかけに自分の人生を見つめ直した経験から占星術・数秘術・潜在意識クリアリングを通して本来の自分を知り、自分を受け入れ、自分の人生をサポートしている。
【実績】
セッション歴約8年。これまで2000件以上のセッションを手がける。
【学び】
数秘術・西洋占星術・潜在意識クリアリングトレーニング・アドラー心理学・池川ブレインアナリストetc