「うどんって、こんなに喉越しが違うのか。」
正直、驚いた。
「まゆ玉うどん」と聞いた時は、少し珍しいうどんくらいにしか思っていなかった。
ところが一口すすった瞬間、その印象は一変した。
とにかく喉越しがいい。
するり、と口の中を抜けていく感覚が心地いい。
細めの麺なのに、しっかりとしたコシがあり、もちもちとした食感もある。
「うどんって、こんなに違うものなんだ。」
思わずそう口にしてしまった。
その秘密は、館林の特産でもある「まゆ玉」を粉末にしたシルクパウダーを練り込んでいること。
このシルクパウダーが、他ではなかなか味わえない独特のなめらかさと喉越しを生み出している。
館林市堀工町にある「まゆ玉うどん もり陣」は1986年創業。
館林・邑楽産100%の「百年小麦」を使い、地域の食文化を守りながら、新しい魅力を発信し続けている。
しかし、この店の魅力は「うどん」だけではない。
店主・橋本英樹さんが目指しているのは、「人が集まる場所」をつくることだ。
現在は店舗2階を活用し、バランスボール教室や健康イベント、文化イベントなど、多世代が交流できる場づくりを構想している。
さらに視線は店の外にも向いている。
橋本さんは、茂林寺周辺を舞台にした地域活性化にも積極的だ。
歴史や自然を生かしたイベントを開催し、人が歩き、出会い、新しい物語が生まれる地域を目指している。
一杯のうどんから始まり、人と人をつなぐ。
まゆ玉うどんは、単なる名物ではない。
館林という街の未来を、少しずつ紡いでいく一杯なのかもしれない。
店名 まゆ玉うどん もり陣
店長 橋本英樹
所在地 館林市堀工町1560
TEL 0276-75-0490
FAX 0276-55-5027
営業時間 午前11時~午後7時
定休日 火曜日
