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「できるかも」が、本当に動き出した。ぱくぱく農園で農福連携の第一歩!

少し前、銀豆珈琲で就労継続支援B型事業所「ライフ・家」の生活支援員・山口さんとお話しする機会がありました。
「メディアトーキングとして、何かお手伝いできることはないだろうか?」
そんな話をしている中で、私の頭に浮かんだのが、ぱくぱく農園の大野さんでした。
事業所の利用者さんに、農園の仕事をお願いできないだろうか?
そこでお二人をお繋ぎし、再び銀豆珈琲で打ち合わせ。
そして今回、その時の「できるかもしれない」が、実際の農作業として動き出しました。

最初のアイデアは、うまくいかなかった

最初に考えていたのは、ぱくぱく農園で9月末から始まるきゅうりの収穫作業でした。
ところが、実際に話を詰めてみると、事業所から農園までの移動時間と、農園側の出荷時間が合わない。
「これじゃ難しいね」
そこで終わってしまえば、何も始まりません。
では、午後にできる仕事はないのか?
大野さんから出てきたのが、きゅうりの古い葉を落としたり、伸びたつるを下ろしたりする作業でした。
できない理由を探すのではなく、できる方法を探してみる。
そうやって話し合ったものが、今回ようやく現場での作業に繋がりました。

利用者さん2人が、初めてぱくぱく農園へ

今回、ぱくぱく農園を訪れたのは「ライフ・家」の利用者さん2名と、引き継ぎも兼ねた職員さん2名。
午後1時30分から3時30分までの2時間、大野さんから直接教えてもらいながら、きゅうりの古い葉落としや、つるおろしに取り組みました。
もちろん、実際にやってみれば新しい課題も見えてきます。
農作業にも、できる作業と難しい作業がある。一人ひとりによっても違うでしょう。
これから継続していくのであれば、「何をお願いするか」だけではなく、それぞれの人に合った作業をどう見つけるかも考えていく必要があります。
でも、それもやってみたから分かったこと。
机の上でいくら話していても、ここまでは分かりません。

「もっともっと色々教わりたい」

そして作業後、山口さんから嬉しいメッセージをいただきました。
「山元さんにご繋頂いた、大野さんの農園に利用者さんらと初作業となりました。利用者さん初めての作業でしたが、とても楽しいと、もっともっと色々大野さんに教わり、役に立てるようになりたいと」

これは嬉しかった!
私が今回特にいいなと思ったのは、「楽しかった」だけではなく、
「もっと教わりたい」
「役に立てるようになりたい」
という言葉が出てきたことです。
誰かに「やってもらう仕事」ではなく、自分が誰かの役に立っていると思える仕事になったら面白い。
今回の取り組みには、そんな可能性もあるのではないかと思っています。

「繋いだ」で終わらせない

メディアトーキングは、
人と人、企業と企業を“会う”“話す”で繋ぎ、物語にする。
ということをやっています。
ただ、人を紹介して「じゃあ、あとはよろしく!」だけでは、私としてはあまり面白くない。
山口さんと話して、大野さんの顔が浮かぶ。
二人を繋いで、実際に会ってもらう。
「収穫は難しい」と分かれば、別の方法を一緒に考える。
そして今回、利用者さんが実際に農園へ行き、2時間の仕事をするところまで進みました。
以前、この取り組みについて記事を書いた時、私は最後に、
「提案して終わりでは意味がない。実際に動いて、形にして、ちゃんと着地させることが大事」
と書きました。
今回は、その最初の「着地」ができたのかなと思っています。
もちろん、本当の意味での着地はこれからです。
一度やって終わりではなく、農園側にもメリットがあり、利用者さんにも仕事や経験になる。そんな無理なく続けられる仕組みにできるかどうか。
そこまでいって初めて、「繋いだ」ことに意味が出てくると思っています。

次は「続けられる仕組み」へ

最初は銀豆珈琲での何気ない会話でした。
そこから人と人を繋ぎ、また会って話し、アイデアを出し、実際の現場が動き始めた。
「できるかも」から「やってみよう」へ。
そして、これからは「続けられる仕組み」へ。
メディアトーキングとして、この先も関わっていきます。
そして今回の農福連携だけでなく、山口さんとの話からは、廃棄される留袖を活用した商品開発など、すでに別の話も動き始めています。
一つの出会いから、次の出会いへ。
一つの話から、次の仕事へ。
こうやって人と人の間に立ちながら、「話だけ」で終わらせず、一つずつ形にしていく。
これも、メディアトーキングの仕事です。