子育ても仕事も諦めない オンライン秘書・深川瑞穂さんが描くAI時代の新しい働き方!
「ママだからできない」ではなく、「ママだからこそできる仕事がある」。
館林市を拠点に「オンライン秘書」として活動する深川瑞穂さん、通称「ざわちゃん」とお会いし、現在の仕事やAIの活用、これから実現したいことについて話を伺いました。
子育てと仕事を両立するために起業
深川さんは栃木県佐野市出身。大学卒業後は食品関連の小売業に勤め、惣菜の販売や商品開発などを経験しました。
結婚・出産を経て、現在は3人の子どもを育てています。子育てと仕事を両立できる環境を求め、館林市へ移住。しかし、希望する条件に合う仕事を見つけるのは簡単ではありませんでした。
それならば、自分で仕事をつくろう。
その決断から始めたのが、オンラインを活用した仕事です。当初はショート動画の編集を手掛けていましたが、仕事を通じて出会った経営者から秘書業務を依頼されたことをきっかけに、現在の「オンライン秘書」という働き方につながりました。
相手に合わせて仕事を組み立てる
オンライン秘書と聞くと、スケジュール管理や書類作成などを思い浮かべるかもしれません。しかし、深川さんの仕事はそれだけにとどまりません。
受講生との日程調整、契約書・請求書・領収書の発行、Zoom講座の動画編集、在庫管理、SNS関連業務など、クライアントによって求められる役割はさまざま。ランチ会やセミナー、親睦会といったリアルイベントも、企画から当日の運営まで一貫して担当しています。
オンラインで仕事を完結させるだけでなく、必要があれば現場にも足を運ぶ。相手の事業を理解し、その時に必要な仕事を先回りして支えるところに、深川さんらしさがあります。
「クライアントの売上が上がることはもちろん、その先にいる受講生の夢が実現したり、新しいことに挑戦したりする姿を見ることがうれしい」
単に作業を代行するのではなく、人の変化や成長を支えること。それが、深川さんの仕事のやりがいになっています。
AIは仕事を奪うものではなく、可能性を広げるもの
深川さんが現在、特に力を入れているのがAIの活用です。
子どもの世話や家事に追われる朝も、音声でAIに指示を出し、メールの下書きやスケジュール整理を進めることがあります。限られた時間の中で仕事を進めなければならない子育て世代にとって、AIは時間と能力を補ってくれる心強い存在です。
一方、AIを導入すれば、すべての業務が自動的に解決するわけではありません。
相手の仕事を丁寧に聞き、どの業務を効率化すべきかを見極め、実際に使いやすい形に整える必要があります。メールよりLINEの方が使いやすい人もいれば、扱う情報によってはセキュリティへの慎重な対応が必要です。
相手に合わせて仕組みを組み立てることができるのは、日頃からクライアントの近くで仕事を支えているオンライン秘書ならではの強みです。
AIを使いこなせる女性のチームをつくりたい
深川さんが描いているのは、自分一人が活躍する未来ではありません。
今後は、AIを活用できる女性や子育て中の母親を育成し、チームで仕事を受け、案件を分担できる仕組みをつくりたいと考えています。
子育て中は、まとまった勤務時間を確保することが難しい場合があります。しかし、一人ひとりの空いている時間や得意分野を組み合わせれば、大きな仕事を受けられる可能性が生まれます。
AIで仕事の効率を高め、人が持つ気配りやコミュニケーションの力を生かす。それは、働く時間に制約がある人を無理に既存の働き方へ合わせるのではなく、その人に合った仕事の形をつくる取り組みでもあります。
「会って、話す」ことで次の物語へ
今回、深川さんの話を聞いて感じたのは、「オンライン秘書」という肩書きだけでは収まらない可能性です。
動画編集から始まり、事務や経理、イベント運営、そしてAIを活用した業務改善へ。目の前の相手が必要としていることに応え続ける中で、仕事の領域を広げてきました。
メディアトーキングとしても、深川さんの力を必要とする企業やAI関連事業者との接点をつくり、新たな連携の可能性を探っていきます。今回の出会いがどのような仕事や物語へ発展していくのか。ここからの動きも、引き続き追いかけていきたいと思います。
Instagram:https://www.instagram.com/zawami.f/?hl=ja