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「それぞれの理 IP PROJECT」で知財活用ビジネスプランコンテストに応募しました!

「それぞれの理 IP PROJECT」で知財活用ビジネスプランコンテストに応募しました!

メディアトーキングでは、新たに立ち上げた「それぞれの理 IP PROJECT」で、日本弁理士会が主催する「知財活用ビジネスプランコンテスト」に応募しました。
今回提出したビジネスプランの名称は、
「それぞれの理 IP PROJECT ― 地域に眠る物語を発掘し、知的財産として育てる『地域IP共創モデル』」
です。
メディアトーキングがこれまで培ってきた取材力や地域ネットワークを生かし、地域に眠る歴史、伝承、人物、場所、人々の記憶や証言などを発掘。それらを小説、脚本、映像、漫画、キャラクターなどへ展開可能なIP(知的財産)として育て、さらに地域企業や観光、教育、イベント、商品開発などへつなげていく新たな事業です。
「地域には、すでに原作がある」
「それぞれの理 IP PROJECT」の根底にあるのが、
「地域には、すでに原作がある」
という考え方です。
地域を取材していると、まだ広く知られていない歴史や伝承、興味深い人物、土地に残る不思議な話などに出会うことがあります。
インターネットや書籍だけでは分からない話が、地域の人の記憶の中に残っていることもあります。
そうした話を単なる「昔話」や「地域情報」として終わらせるのではなく、現代の人にも届く物語として再構成すれば、新しい文化的・経済的価値を生み出せるのではないか。
そこから生まれたのが、このプロジェクトです。
元記者の経験を「IPの発掘」に生かす
メディアトーキング代表の山元将永は、元経済新聞社記者として3,000社を超える企業・経営者などを取材し、約2,000本の記事を執筆してきました。
現在も地域企業、店舗、人物などへの取材を続けています。
その中で培ってきたのが、
会う → 話を聞く → 現地を見る → 人を紹介してもらう → 新しい情報にたどり着く
という取材方法です。
今回のビジネスプランでは、この方法を「記者型IP開発」と位置付けました。
すでに存在するIPを活用するのではなく、まだ誰もコンテンツとして認識していない地域資源の中から、物語になり得る「原石」を見つける。
メディアトーキングだからこそできるIP開発の形を模索していきます。
発掘から地域還元までを一つの仕組みに
「それぞれの理 IP PROJECT」が目指しているのは、単に地域を題材にした作品を制作することではありません。
基本となるのは、
発掘

取材・調査

物語化

IP化

権利設計

事業化

地域還元
という流れです。
発掘した物語を、小説や映像など一つの作品で終わらせるのではなく、漫画、キャラクター、商品、観光、イベント、教育などへ展開できるIPとして育てていきます。
さらに重要になるのが「知的財産としてどう守るか」です。
歴史的事実や伝承そのものを独占するのではなく、そこから新たに創作した作品やキャラクターなどを適切に管理し、作品名やプロジェクト名、ロゴ等については商標登録の必要性を検討する。
地域企業やクリエイターとの共同事業では、権利の帰属、利用条件、二次利用、収益分配などについても、IP開発の初期段階から考えていきます。
今回、日本弁理士会のコンテストへ応募したのも、この「IPを作る段階から知財を設計する」という考え方を、より具体的な事業へ育てていくためです。
現在4つのCASEで実証を進めています
現在、「それぞれの理 IP PROJECT」では、性格の異なる4つの企画を進めています。
CASE A|伝承型IP
館林に伝わる楠木正成公の首級に関する伝承を起点とした物語。約700年間、人から人へ伝えられてきた「記憶」そのものを文化資源として捉え、物語や映像、地域文化体験などへの展開を検討しています。
CASE B|地域連携型IP『それぞれの理 大舘の華』
関ヶ原合戦後の津軽家、大谷家、石田家、徳川家などの関係を背景に、現在の群馬県太田市・尾島地域と青森県弘前地域との歴史的なつながりを物語化。尾島ねぷたまつりなどの現代文化も含め、歴史、物語、祭り、観光、地域交流をつなぐIPを目指します。
CASE C|観光体験型IP『伊香保 時を巡る湯』
伊香保温泉に関係する歴史、人物、文化などを、現代の主人公が時間を越えて体験する物語として構成。映像を見るだけではなく、「実際に伊香保へ行ってみたい」と思ってもらえる観光体験型IPへの展開を目指します。
CASE D|社会課題型IP『令和版 生類憐れみの令(仮)』
徳川綱吉をモチーフに、「もし徳川綱吉が現代の館林に現れ、令和版『生類憐れみの令』を発令したら?」という設定から展開する企画です。動物福祉、ペットとの共生、環境、生物多様性、食品ロス、サステナブル素材などの現代的なテーマと、地域企業等が持つ商品・技術・サービスを物語によってつなぐことを構想しています。
歴史IP × 社会課題 × 企業技術・商品
という新しい共創モデルへの挑戦でもあります。
伝承型、地域連携型、観光体験型、社会課題型という異なる4つの企画を通じて、「地域が変わっても再現できるIP開発方法」を検証していきます。
目指すのは「作品」だけではなく「IPを生み出す仕組み」
もちろん、魅力ある作品を作ることは重要です。
しかし「それぞれの理 IP PROJECT」が最終的に目指しているのは、一つの作品のヒットだけではありません。
地域の物語を継続的に発掘し、IPとして育てる方法そのものを構築することです。
一つの地域で成功した方法を別の地域へ。
一つの物語から得た知見を次の物語へ。
将来的には自治体、地域企業、観光地域、文化団体などとも連携しながら、全国各地に眠る文化資源から新しいIPを生み出すことを目指しています。
そしてメディアトーキング自身も、従来の「仕事を受注するたびに売上が生まれる事業」だけではなく、蓄積した知的財産が継続的に価値を生み出す事業へ挑戦していきます。
コンペへの応募も、事業を育てるための一歩
コンペに応募する以上、もちろん良い結果を目指します。
しかし、それだけが目的ではありません。
応募書類を作成する過程では、市場、課題、競争優位性、収益モデル、知財戦略、今後の展開など、頭の中にあった構想を一つずつ言葉と数字にしていく必要がありました。
「面白そうな企画」から「継続できる事業」へ。
まだ始まったばかりのプロジェクトですが、今回のコンペへの応募も、そのための重要な一歩と考えています。
メディアトーキングが目指すのは、
文化を守ることと、文化で稼ぐことを対立させない仕組み。
地域文化を題材として消費するだけではなく、そこから生まれた価値を地域や次のIP開発へ還元する。
地域文化資源 → 物語 → 知的財産 → 事業 → 地域への文化的・経済的還元 → 次の文化資源の発掘
という循環を作っていきます。
「地域には、すでに原作がある。」
まだ知られていない地域の物語を見つけ、未来の価値を生み出す知的財産へ。
「それぞれの理 IP PROJECT」の挑戦は、ここから本格的に始まります。