「歴史は面白い」を若い世代へ届けるために。銀豆珈琲で作品のヒアリングを行いました。
現在、私は史実をもとにした歴史小説を執筆しています。
舞台は戦国時代から江戸初期。
群馬県太田市大舘、伊勢崎市龍昌院、そして青森県弘前市へと繋がる実在の歴史を題材にした物語です。
先日、その作品について銀豆珈琲で、若い世代の皆さんに話を聞いていただく機会をつくりました。
「歴史を知らない人でも楽しめるだろうか。」
「登場人物に感情移入できるだろうか。」
「どんなところに興味を持つのか。」
そんな率直な意見を聞きたくて行ったヒアリングです。
最初は少し緊張していましたが、実際に話してみると、自分では気付かなかった視点や疑問、そして「ここはもっと見てみたい」という率直な感想をたくさんいただきました。
歴史を好きな人が面白い作品を作ることはもちろん大切です。
でも、この作品で私が本当に届けたい相手は、それだけではありません。
歴史に興味がない人でも楽しめる作品へ
この作品は、単なる歴史ドラマを目指しているわけではありません。
政治的駆け引き。
恋愛。
情報戦。
心理戦。
それぞれが異なる信念を持ち、自らの「理(ことわり)」を貫こうとする群像劇です。
史実を知らなくても自然と物語へ入り込める。
そんな歴史エンターテインメントを目指しています。
そして作品を見終わった後に、
「日本の歴史って面白い。」
「この人物をもっと調べてみたい。」
「実際にこの場所へ行ってみたい。」
そんな気持ちが少しでも生まれたら、これ以上嬉しいことはありません。
映像作品の先にあるもの
私が考えているのは、一つの映像作品だけではありません。
物語の舞台となる群馬県太田市大舘、伊勢崎市龍昌院、青森県弘前市など、現在も歴史の痕跡が残る地域を結び、史実を土台としたIPとして育てていくことも視野に入れています。
映像作品。
地域を巡る聖地巡礼。
キャラクター展開。
地域資源との連携。
歴史を「知識」として学ぶだけではなく、「体験」として楽しめるコンテンツへ発展させたいと考えています。
歴史が地域を元気にする。
そんな可能性を、この作品で形にできたらと思っています。
若い世代の声が作品を育てる
今回のヒアリングで改めて感じたのは、作品は一人で完成させるものではないということでした。
作者が伝えたいこと。
読者や視聴者が感じること。
その間には、想像以上に大きな違いがあります。
だからこそ、若い世代の率直な意見は本当に貴重でした。
「歴史だから難しそう。」
そんな先入観を持っている人にも届く作品にするために、まだまだ磨き上げていきたいと思います。
歴史は、過去の出来事ではありません。
そこには、人を思いやる心、約束を守り続ける誠実さ、自らを犠牲にしてでも誰かを守ろうとする覚悟があります。
時代は変わっても、人の本質は変わらない。
だからこそ、この物語を通して「日本の歴史って面白い」と思ってくれる人が一人でも増えたら、それが私にとって何よりの喜びです。