Special contents

書道がつなぐ、日本とニューヨーク。
地域の書道教室に見えた、新しい文化交流の可能性

地域で活動する人たちの話を伺っていると、「そんなことがあったのか」と驚かされる出来事があります。
今回、上野紫楓先生から伺ったのは、ニューヨークから訪れた大学生二人が書道教室を体験したというお話でした。
きっかけは、書道教室に通う子どものいとこが、家族とともにニューヨークで暮らしていること。夏休みで帰国した際、大学の友人二人を連れて教室を訪れたそうです。
上野先生は二人の名前に合わせて、いくつか漢字の候補を用意しました。
オーエンさんは「応援」。
リアムさんは「利呼武」。
音だけでなく、漢字が持つ意味も伝えながら、本人たちに選んでもらったといいます。
今回の交流では、ニューヨーク在住の大学生が日本語と英語の橋渡し役になってくれたため、会話に大きな不自由はなかったそうです。
一方で、上野先生はこんなことも話してくださいました。
「今後、外国人の方を受け入れていくことを考えると、通訳の存在も必要になってくるかもしれません。」
この言葉に、メディアトーキングは地域の未来につながるヒントを感じました。
インバウンドというと、有名観光地や大型施設が注目されがちです。
しかし、本当に心に残る体験とは、その土地で暮らす人と出会い、その地域ならではの文化に触れることではないでしょうか。
書道はもちろん、茶道、能、農業体験、うどん打ちなど、館林やその周辺には世界へ伝えられる文化が数多くあります。
そこに通訳や地域の学生、観光に携わる人たちが加われば、一つの文化体験が「地域ならではの交流プログラム」として大きく育っていく可能性があります。

メディアトーキングは、「会う×話すで繋ぎ、物語にする」を理念に活動しています。
今回の話は、一つの書道教室での出来事にとどまりません。
地域の文化が、人と人をつなぎ、世界とつながる。
そんな未来の可能性を感じさせてくれるエピソードでした。

【講師紹介】

上野 紫楓 (うえの しふう)
お寺に生まれ、幼い頃から「書くこと」が身近にある環境で育つ。
文字を書く時間が心を心を落ち着かせ、自分自身と向き合う大切な時間になることを、体験を通して学んできた。
現在は、書道・字手紙・筆跡診断を通じて、「書くことで心を整え、前向きに生きる力を育てる」指導を行っている。
関東・東北を中心に教室や講座を開講し、これまでに1,000名以上を指導。高齢者向け講座や、認知症予防を目的とした文字トレーニング、講演活動にも力を入れている。
「書くことは、特別な人のものではなく、誰にとっても身近で役に立つもの。」
そんな想いを大切に、日々指導に当たっている。

教室情報
大道寺
群馬県館林市本町2-4-11
上野紫楓先生による書道教室
子ども〜大人まで対応
見学・体験可
字手紙講座、筆跡診断なども実施
詳細:天真書道会 大道寺教室
天真書道会館林教室: https://share.google/XkMIhTu5f8PTDP9hB