親から子へ贈る、一生もののエール。
「かっこいいサイン」ではなく、「人生を支えるサイン」を届けたい。
受験を控えた高校生へ、親が贈ったのは腕時計でも万年筆でもありませんでした。
それは、一生使い続けることになる「サイン」でした。
メディアトーキングでは、これまで経営者や事業主を中心に「サインブランディング」を取材してきましたが、今回の主役は受験を目前に控えた一人の高校生です。
きっかけは、「息子に何か一生残るものを贈りたい」という親御さんの想いでした。
一般的にサインというと、格好良さやデザイン性が注目されがちです。しかし今回、私たちが大切にしたのはそこではありません。
これから受験、就職、そして社会へ羽ばたいていく息子さんにとって、本当に価値があるものとは何か。
その答えとして選んだのが、「結果を出せること」を意識したサインと筆跡指導でした。
まずは筆跡鑑定を通して文字の特徴を分析し、受験生として意識したい書き方や、縁起の良いとされる筆跡のポイントを一つひとつアドバイス。名前をより美しく、自信を持って書けるよう練習を重ねました。さらに、将来就職した際にも長く使えるよう、複数のサイン案の中から本人が気に入ったデザインを選択しました。
印象的だったのは、サインが完成した瞬間ではなく、その様子を見守るご両親の表情でした。
「今だけではなく、この先の人生でも役に立ってほしい。」
そんな言葉にはしなかった願いが、息子さんへのプレゼントに込められていました。
子どもの成長を願う親の気持ちは、形こそ違っても昔も今も変わりません。
サインは単なる署名ではありません。
人生の節目で何度も書き続ける「自分の証」です。
だからこそ、その一本の線には、親の願いと、未来へのエールが宿るのだと感じました。
メディアトーキングは、これからも人と人との想いを取材し、その背景にある物語を伝えていきます。