「文字」は、心の現在地を映す。
上野紫楓先生による“筆跡診断ワークショップ”が開催

「文字」は、心の現在地を映す。 上野紫楓先生による“筆跡診断ワークショップ”が開催
木の温もりを感じる落ち着いた空間で行われた、上野紫楓先生による「筆跡診断ワークショップ」。
参加者たちは自分自身の文字と向き合いながら、“書くこと”が持つ意味を改めて体感する時間となった。
今回講師を務めたのは、書道・字手紙・筆跡診断を通じて「書くことで心を整える」活動を続ける上野紫楓先生。
お寺に生まれ、幼い頃から“書くこと”が身近にある環境で育ったという上野先生。
文字を書く時間は、単なる作業ではなく「自分自身と向き合う時間」だったと話す。
現在は関東・東北を中心に教室や講座を展開。
これまでに1,000名以上を指導し、高齢者向け講座や認知症予防を目的とした文字トレーニング、講演活動なども行っている。
ワークショップでは、自分の文字から性格や心理状態を読み解くだけでなく、“なりたい自分”に近づくための書き方についても実践形式で学んだ。
「文字は無意識に書いているもの。だからこそ、その人の状態が出るんです」
上野先生はそう語る。
実際に参加者たちは、
・文字の角が丸いか四角いか
・線と線の間隔
・ハネの強さ
・文字の大きさ
などを見ながら、自分自身の傾向を分析。
「等間隔を意識することで論理的思考につながる」
「開空間を広くすると人間関係や情報の流れが良くなる」
「ハネをしっかり書くと粘り強さにつながる」
そんな話に、参加者たちも驚きながら耳を傾けていた。
特に印象的だったのは、“文字を変えることで行動や意識も変わっていく”という考え方。
もちろん科学的に全て証明されているわけではない。
それでも、毎日書く「名前」だからこそ、自分を少しずつ変えていくきっかけになる。
「書くことは特別な人のものではなく、誰にとっても身近で役立つもの」
その言葉通り、この日の空間には“上手に書く”以上の価値があった。
デジタル化が進み、文字を書く機会が減った時代。
だからこそ逆に、“手で書く”という行為の意味が見直されているのかもしれない。
筆跡診断は、単なる性格分析ではなく、
「今の自分を知り、これからを整える時間」だった。
上野紫楓先生による「筆跡診断ワークショップ」